- C-4
- 10.13[水]14:40 - 15:25
事例
ものづくりDXの実際
昔ながらの町工場がDXに本気で取組んでみたらいろいろ大変だった!
業界に先駆けてIoTを改善に活用することで年間4億円の効果を生み出し、2016年からそのノウハウの外販を始めた旭鉄工。自動車業界はCASEをはじめとした未曾有の環境変化が訪れている中で、生き残りをかけた「DX=企業変革」に着手しました。正解がまだ無い取り組みを手探りで始めると、単にデジタルツールの導入ではない現場の変化が見えてきました。その取り組みについて、DX推進役の責任者がプロジェクトの立上げから寄り添ってきたウイングアーク1stとともに、これまでの経緯と展望を対談形式でご紹介します。

1999年旭鉄工株式会社に入社。生産技術室に配属となり、設備立上げ・保全・改善等を経験する。その経験を活かし2014年にものづくり改革室を立上げ、トヨタ生産方式に基づいた改善を推進。IoTシステムの開発を主導、実際の運用に携わり大きな成果をあげる。社内での実績を基に、IoTを活用した生産改善のサービス提供会社として、2016年iSmart Technologies株式会社を立上げる。 現在、新たな取組みとして旭鉄工で2021年1月よりDX推進室を発足させ、室長としてDXを推進し社内活動を展開中。

トヨタ自動車に21年勤務。主に車両運動性能の開発に従事後、生産調査室でトヨタ生産方式を学び、2013年旭鉄工株式会社に転籍。製造現場はもちろん、経理、営業でもIoTデータを活用する体制を構築し労務費だけで年4億円節減。「IoTは入れただけでは意味が無い」とIoTモニタリング、データ分析、改善指導までトータルで生産性向上を実現するKaaS(Kaizen as a Service)を全国展開中。これまで数百回の講演、100社以上の改善指導実績あり。著書に「Small Factory 4.0」がある。
- このセッションをシェアする
-